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天使の梯子

2008年09月05日
NikiNiki会員 ラベンダーさんの日記から




村山由香さんの小説。
親友の 魔女“S” が薦めてくれた本。

以前に紹介した同著者の “天使の卵” の続編。

“卵” から10年後のお話。
当然読む時は、“卵” を先に読んで “梯子” を読むこと!


ここでの “天使の梯子” とは雲間から太陽の光が差し込むときに出来る “光の筋”の事らしい。
この光の筋をつたって天使が降りてくると言う。
(う~ん、メルヘン♪使える!)



私にとってこの小説の中で最も印象的だったのはストーリーではなく、ある一文のこんな表現だった。

「・・そのカフェでは、ため息をつくようにスティングが歌っていた・・・」

読んだ瞬間、“凄い!” と思った。

まさしくその通り!
スティングってハスキーな声で気だるく歌うのよね~。
スティングの歌をこれ以上ないくらい的確に表現できる作者の感性に嫉妬してしまった。
久々に心に響いた言葉だった。



ところで話は変わるが、
私の読書の傾向として、読む小説は殆どがミステリー。

今回も“魔女”が薦めてくれなかったらこの手の恋愛小説は読まなかったであろう。
たまにはいいかな・・と思った。


がしかし、どちらが好みか?と言われると、やっぱりミステリーに軍配が上がる。
(所詮どちらもフィクションなのだが)

現実味のない恋愛小説より、現実味のない推理小説の方が好きである。


なぜか?
それはこんな理由。

恋愛小説・・・
暫くは余韻に浸って甘い妄想に酔いしれるが、
現実に戻った時、自分の現状を見ていたたまれなくなり、フラストレーションが溜まる!(涙)

推理小説・・・
現実に戻った時、自分がこんな殺人事件に巻き込まれなくて良かった~と、胸をなでおろす。(安心)




要は後味である。

ストーリーの結末とは別に私の心の結末が大切なのだ!
(どうか私の事を“夢のない人間”と責めないでいただきたい・・・)



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『天使の卵』村山由香(NikiNikiアラカルト)
http://niki2times4.ktstv.net/e4730.html


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